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画像管理ソフトについて

デジカメで写真を撮るにあたって、問題になってくるのは画像の管理。フィルムと違って気軽に撮れる反面、比べ物にならないくらいの枚数を撮影するわけです。これはデジタル一眼レフになってから益々拍車がかかり、いまや「万」の桁まで枚数が…。で、こうなってくると画像を効率的に管理しないとやってられない。そこで画像管理ソフトなるものが必要になるわけです。

ここで、自分の画像管理ソフト使用暦を少し。まず普通のコンパクト(当時はコンパクトでも今はでかいですが)デジカメのみを使っていた頃にさかのぼりますが、Vixというフリーのソフトを使ってました。これはなかなかよかった。フリーなのに結構使いやすい。これといって文句もその当時はなかったんですが、あるときPhotoshop Albumというソフトが登場しました。このソフトのウリ(当時自分が魅力的に思えた機能)として、カレンダー形式の画像管理がありました。つまり極端な話、フォルダひとつに全部のファイルをまとめても、ファイルが持っているExifという撮影情報を参照して日付ごとに表示してくれる。しかもラベル機能があって画像にカテゴリを付加でき、そのカテゴリに該当するファイルだけ表示させたりと多機能なわけでした。Vixはそこまでの機能がなかったし、手元の画像ファイルが増えてきたってのもあって乗り換え。…が、最初はよかったんですが、いざ使い込んでみると細かいところまで手が行き届かない。なんつーか、初心者向けというか、誰でも扱える半面、いまいち機能面で不満を感じてきたわけなんです。なにより極めつけは扱える画像の最大枚数が決まっていたこと。。。さらにフォトショップエレメンツと統合されるわ、起動も遅くなる一方で重たい重たい。こりゃだめだと。(KissデジNのRAW画像にも対応してないし)そんなこんなでずっとこれだ!というような画像管理ソフトを使ってなかったんです。

ところがここ最近、枚数増加と画像管理の煩雑さがいっそう増し、効率的に画像を管理できるソフトの必要性に駆られました。自分にあったツールを求めて、結構体験版やらなにやら色々試しました。主なところとしては「フォトのつばさ」、「Muse Viewer」、「ACDSee」の3つ。画像管理ツールに自分が求める最低限の機能は、、、

 ①動作が高速(サムネイル作成&起動)
 ②画像比較機能
 ③RAW画像表示対応
 ④バスケット機能付

の4点。というわけでこっから先はこの3つのソフトの考察です。

まずは動作が高速であるかですが、これは3つともOK。かなり快適な起動速度とサムネイル作成でよい感じ。

で、画像比較機能も3ソフトとも搭載してましたが、フォトのつばさだけヒストグラム表示はなし。あ、ちなみに画像比較機能ってのは同時に数枚の画像を表示させて、拡大やらパンやらをひとつの画像に対して行うと他の画像にも反映されるっていう優れもの。オートブラケット機能で撮った写真とか似通った写真の比較に役立つわけです。

そして次が肝心、RAW画像表示。これが曲者で、KissデジのNに対応してるってのが少ない。。。KissデジNのRAW画像って特殊なんだかなんなんだか、あんまりまだ対応してないんです。PhotoshopCSのRAW現像機能だって対応してないし。アップデータはあるんですよ?KissデジN用の。なのにCS2以降対応って、どういうことだよ…と思ってやみません。という曲者RAWなのでぶっちゃけMuse Viewerだけ最近でたアップデータを適用すれば表示可能という結果。他は全滅です。まぁMuse Viewerはキャノンなので対応してくれなきゃ困るっちゃ困りますが(-.-;

続いてバスケット機能があるかないか。バスケット機能ってのは一時的に画像を置いとける機能です。いくつかのフォルダにまたがるファイルを編集したりするとき、楽に選別できて便利。これはACDSeeとMuse Viewerが対応してたかな。ていうか、フォトのつばさって独特のインターフェイスでしっくりこなかったんで、あんま使ってないんです実は。もしかしたらバスケット機能あるのかもしれないけど、自分の中で予選落ちしちゃいました。

じゃあRAW表示できるってことからMuse Viewerか?ってことになるかというと、そうでもないんす。ぶっちゃけデザインが気に入らない(笑)結局そこかよって感じですが、使っていて気持ちいいかどうかは重要なんです、おれ。結論としては、ACDSeeで落ち着きました。RAWは対応してないとしても、とりあえず使ってみようと。ていうか、実際、このACDSeeはかなりいいっすよ、まじで。海外ではバージョン8が出てるんですが、日本は今年の10月に7がでたばかり。まだ発売したてです。元が海外のソフトで日本の代理店がコロコロ変わるといった気になる点もありますが。体験版は英語版の8が試用できます。8の方は意外とデザインが凝りすぎてて、もうちょっとシンプル好きのおれとしてはいまいちだったんですが、日本語版の7はスッキリデザインでちょうどいい♪むしろ8より7がいいじゃん♪みたいな。

で、なによりのポイントはプラグイン対応。RAW使えないと思ってたんすけど、試用していてなにやらプラグインで扱える画像を増やせることに気づき、その中にはSusieのプラグインを利用できるプラグインまで!!!ややこしいですが、つまりは超メジャーなSusieプラグインが使えるとあって、購入を決意っす。これならどっかの誰かが作ったKissデジN用のプラグイン入れれば表示できんじゃねぇの??ってなノリ。そして予想は的中!見事KissデジRAWまで表示できて一件落着♪いや、このソフト、まじでいっすよ。ひっさびさにいい!お気に入りのソフトになったのでした。

カスタマイズ性が意外と豊富でレイアウトも自由自在だし、Exif情報も詳細までバッチリ♪中にはあるんですよ、Exif情報ちゃんと表示しないソフト。でもこのソフトはそんなことなく、まさに中級かそれ以上向けのソフトだと感じます。つまりはPhotoshop Albumとは違い、フォルダ構成での管理が基本なので。それに全体のコンセプトカラーがオレンジってのも根っからのオレンジ好きとしてはうれしい限り。こいつぁガンガン使い込めそうな気がします(^O^;まじでおすすめなんで、大量の画像を持て余してる方は一度使ってみてはいかがでしょか♪

あと番外編で、「Picasa」というGoogle製のソフトも紹介しときます。これには驚いた。この機能が無料で!?って感じ。インターフェイスがかなりかっこいいっすね。しかも使いやすい。Google製ソフトってことで検索が得意らしく、インデックス作成タイプなんですが、その作成時間もなかなか早い。なにより感心したのが画像の配置です。これは結構気づいてない人いるかもしれないけど、まるで机の上の写真を動かすかのように、サムネイルを自由にドラッグ&ドロップ可能。もちろん一度ソフトを終了してもその位置関係は記憶してます。これは視覚的にかなり入りやすいし、考えてみれば実に自然な機能ですね。スライドショーとかも洗練された感じでとにかくきれい。いまどきの日付管理やらラベルにも対応してるし、今の自分にはもう必要ないですけど、Photoshop Album買う前にあったらこっち使ってたと思います。初心者向きというか、一般の人が気軽に導入できるといった意味ではかなりおすすめのソフトのひとつです。

以上、今回は長々と画像管理ツールについて述べてみました。今までで一番長いんじゃねぇのか?って感じですが(^^;パソコンで扱うツールは各分野ごとにたくさんあって、利用形態は人それぞれ。言ってみりゃ自分にあったツールが一番なんで、色々探してみるのもまた楽しいかと。お気に入りのツールがみつかれば、作業効率が上がること間違いなしっす(^-^/

ACDSee日本語ホームページ
ACDSee海外ホームページ
Muse Viewer
フォトのつばさ
GORRY’s Homepage(KissデジN対応Susieプラグイン配布)
K_OKADA’s WebPage(Vix配布)
Photoshop Album(今はElementsと統合)

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