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2006-01-11

ナンバーポータビリティの利用者は少ないというNRIの試算

野村総合研究所(NRI)が調査した結果、キャリア移動の予測は…

ドコモ → KDDI(auとツーカー) 312万契約
ドコモ → ボーダフォン 96万契約

KDDI → ドコモ 198万契約
KDDI → ボーダフォン 33万契約

ボーダフォン → ドコモ 171万契約
ボーダフォン → KDDI 148万契約

という結果らしい。

キャリア変更を希望する契約数は3キャリア合計958万契約で、調査時点の契約総数である8,848万契約の10%程度にすぎません。

この結果はあくまで試算なのでなんともいえませんが、実際待ってましたとばかりに移動する人って少ないかもしれないすね。ただ、移動する人に関していえば、やっぱりKDDIが強いのかな。ボーダフォンはきびしくなりそうですね、この結果だけをみると。

ナンバーポータビリティって、もちろん番号が引き継げるわけだけど、それ以外にキャリア移動に際して弊害もたくさんあるのが事実。まずメールアドレスは引き継げないし。そらドメイン変わるんだから当たり前といえば当たり前だけど、今後キャリアはどうするんでしょうか。やる気になれば今でも共通アドレス作れなくもない。ていうかやってるサービスもある。でもあくまで他社サービスなんで使い勝手がいまいち。やっぱオフィシャルで対応するとは思えませんね。言い換えれば、サービス面において各社の個性を出せる部分でもあるわけだし。

そして料金面でも多々難あり。長期割引はもちろんリセット、ファミ割組んでたらそれもはずれちゃう。会社かわるってことは請求が変わるからそれは当然。それはつまりドコモの強み?ドコモは他キャリアと比べて少し年配の方が多いのが現状。年配の方は一昔前まで安心感からかドコモを選ぶ傾向が強かった事もあり、つまり契約年数が長く、長期割引が適用されまくりなのでまず動きませんね。ましてや追い討ちをかけるように長期割引のメリット増やして囲い込み対策はじめてるし。…いや、そもそもナンバーポータビリティに関心がないと思う。

うん、動くのは若者もしくはビジネス用途の人のみかな。つまりauのサービスに対して需要がある人。とはいっても基本にある高齢層が動かなければドコモが揺らぐってこともないでしょう。

…結論。予測通りボーダフォン、そしてドコモからもちょっとauに動き、落ち着く…って感じになるんでしょうか。今よりはauとの差が縮まるかもしれません。つってもなんだかんだで未だにかなりの差があるんでまぁ。。。なによりまだ詳細全然決まってないんで、それにより変わりますが。ん~、でもボーダフォンは動く量がちょっとでも総契約数が少ないので大ダメージですね。

ていうか2006年といっても実施は11月なんでまだ先の事。果たしてどうなるんでしょうか。期待して待ちたいと思います。まぁなんにせよこのナンバーポータビリティ、我々一般消費者にとってプラスになることは間違いない事ですけどね。

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