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2006-05-08

ドコモのおサイフケータイクレジット「DCMX」と「DCMX mini」サービス開始

開始といっても今のところ「DCMX mini」のみ28日より開始済みで、本格サービス「DCMX」の方は今月下旬からなんですが、「DCMX」ってのはそもそもなんなのか。

ちょっと前にもおなじようなクレジット決済サービス「iD」が開始されてますがこの2つの大きな違い、それは「iD」がクレジット会社がおサイフケータイを自社のカード代わりに利用しようというイメージで、「DCMX」はドコモ自体がクレジットブランドを開始したもの。要はドコモが「iD」でいう三井住友側も兼ねるというわけです。自社ブランドのカードも発行する模様でかなり本格的なサービスになってます。じゃあ何が便利なのかというと…そんなに「iD」と変わらないのかも。決済の手段が変わるだけですからね。ただ、それは本サービスの方で、ポイントはminiの方なんです。

miniの敷居の低さ。まず、miniの仕様として月の利用額上限が1万円と小額。そして小額ゆえに手続きが簡単。具体的にはiモードサイトで普通の有料サイト申し込む感覚。で、専用アプリ落としたらもう使えます。面倒な審査も携帯の顧客情報でまかなってしまうので手間いらず。そしてそして、利用料は毎月の請求に加算される。これは普及するかもですよ?だって簡単だもん。チャージの手間がいらないし、使いすぎる心配もない。なんなら12歳以上の子でも親の同意があれば使えます。実際自分でもおサイフケータイの利用場面ってコンビニとか雑貨屋とかの小額決済が多いっすから、利用料1万円は手ごろです。これでケータイクレジットの敷居をいっきに下げて、ケータイ決済に慣れさせてから本サービスに移行してもらうってのが魂胆なんでしょうけど、実際ありそうでなかったサービスですよねこれは。考えてみりゃようやく?って感じ。

問題は「iD」加盟店でしか使えないので、まだそこまで利用頻度があがらないとこです。これから一気に普及して「iD」加盟店が増えれば完璧です。ドコモもケータイクレジットはかなり押してるみたいなので、そうは時間かからないでしょうが。自社でカードブランド作っちゃうんだから気合の入れ方が違います。

自分的には「iD」の加盟カード会社を早く増やしてもらいたい気がするんですが…こういうサービス開始しちゃうとどうしても競合しちゃうから難しいところです。Edy、Suica、DCMX、乱立する電子決済、理想は統合なんだけどね。

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