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CS2製品が無償提供…とあらゆるサイトで話題になったようです。

今日突然飛び込んできたニュースです。PhotoshopやIllustratorを含むCS2製品が無償で提供されているとのこと。そんなことあるのかと半信半疑でネットを探索すると確かにあらゆるところで取り上げられ、軽いお祭り騒ぎになってました。

http://gigazine.net/news/20130108-adobe-cs2-download/
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1301/08/news026.html
http://news.mynavi.jp/news/2013/01/08/084/
http://news.livedoor.com/article/detail/7293954/
http://getnews.jp/archives/282593
http://matome.naver.jp/odai/2135760297416235101
※すでにほとんどのサイトがライセンス違反になる旨を追記しています。

事の始まりはAdobeの公式サイトでCS2のインストールファイルとシリアル番号が公開されたのがきっかけ。CS2用のアクティベーションサーバーを止めたのでシリアルだけで使えるように公開したということ。これが誰でもAdobeIDさえあれば手に入れられる状態だったため、無償提供だと話題になった模様です。

で、結局はAdobeから公式コメントとして、既存CS2ユーザーに向けての措置なので製品を保持していない人はライセンス違反になるからくれぐれも注意してくれ、ということで落ち着きました。そんなむしのいい話はさすがにないですね。

これ、今でこそアクティベーションが当たり前になったから改めてこんな騒ぎになったのかなと感じました。昔はアクティベーション自体なかったので、きちんとライセンスを自己管理するのが当たり前でした。当然ライセンスがないのに使えば違法。でもそこを制限する手段がなかったため違法コピーが問題になって、そこで生まれたのがアクティベーションなわけです。その仕組みが一般的になりすぎたことで、そこさえ抜ければ無料で使えるというライセンスの根本が揺らぐという事態が起こった可能性もなくはない。

ただ今回の件は、ポイントはアクティベーションだけではないですね。昔はそれでも、基本的にインストールファイルやシリアルはパッケージとして販売されるので、悪いことをしないとインストールすらできなかったんです。ライセンス違反をして使おうと思っても、そもそも簡単にインストーラーやシリアルは手に入らない。でも今回の件はネット上でファイルとシリアルを配布したことに違いがあります。誰でも悪いことをせずに、資材を手に入れるところまでは正規で可能にしてしまったことにAdobeの曖昧さが残ります。

せめてAdobeはユーザー登録した人にだけ配布するようにすればよかったんだと思うんですが、なぜパブリックで公開したのかが謎。あえてのマーケティング戦略と取れなくもないですし、少し含みを持たせている気がしないでもないです。正式声明がでた以上、違法は違法なんでしょうけども。

CS2というと、2005年?とかに発売されたソフトです。そこまで古いとAdobeがまさかの太っ腹戦略を取る可能性もゼロではないだけに、一瞬期待(使いたいうんぬんではなく、Adobeのポリシーにですけどね)してしまいましたw古いPCでしかサポートされないとはいえ、一応Windows7でも動かせるので使いたい人は多いでしょうし。何より一般の人は最新版の機能まで使う必要がないので、CS2で事足りる人がほとんどでしょう。そういう人は実際買わないけど少し使ってみたいなという層なので、結構需要はある気がします。

…なんだかんだで、結局パッケージとしてCS5、ましてやCloud契約してる自分としては、そんなに影響のないニュースだったわけですが、興味があったので取り上げてみました。くれぐれもライセンス違反はしないよう、モラルを守っていかないといけませんね。

そんなわけで新年早々、久々の長文投稿になってしまいました(^-^;

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