- 2009-03-07 (土) 23:01
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リコーのコンパクトデジカメは個人用だとスタンダードモデルとプロフェッショナルモデルの主に2系列。プロフェッショナルモデルは結構評判の高い「GR DIGITAL」があるんですが、今回の「CX1」はスタンダードモデルの方。色々みてるとリコーっておもしろい機能がたくさんですね。そんな中から個人的に気になったもののまとめ。
「ダイナミックレンジダブルショットモード」
簡単に言うと簡易HDR撮影。よく自分も一眼レフでやるんですけど、露出を変えた写真を複数撮影してPhotoshopとか使って合成する手法。これをカメラだけでやってしまおうって試みですね。人間の目は優秀で、暗いところから明るいところまでかなり広いレンジをカバーできるんですが、カメラはそうもいかない。暗いところにあわせたら明るいところが白く飛んでしまったり、明るいところにあわせれば暗いところがつぶれる。つまり記録できる幅がせまいんですね。そこを複数の写真からいいとこ取りしてしまうわけです。いってみれば、人間がみたそのままのイメージに近い写真ができあがります。合成する写真は2枚みたいなのでいかにもっていうような派手な感じではなく、、単純にダイナミックレンジを広くとるための実用的な使い方ですね。シチュエーションによっては普通に撮るよりいい写真が撮れそうです。
「アスペクト比(画像縦横比)1:1モード」
縦と横の縦横比が1:1、つまり正方形で撮影ができるモード。実際、普通に撮ってからトリミングすればいーじゃんと思うかもしれませんが、個人的には1:1で元から見えてることによって構図も作り込めるからいいのではないかと。1:1って中判カメラっぽいというか、HOLGAとかもそうですけど、今だとなんかおしゃれな感じになる気がします。
「28~200mm光学7.1倍ズーム」
コンパクトカメラにしては高倍率な感じ。
200mmっていうと自分が持ってる一番ズームと同じだし。。。
「マルチターゲットAF」
7点の合焦距離を次々にピントを移動して連続撮影するモード。どこに合わせるかじゃなくて、全部撮っちゃおうって発想が今っぽいですね。こういう系ってカメラの処理能力にまかせちゃうっていうか、容量や処理速度発達のたまものです。後でゆっくり好きなの選べるし、便利そう。
「電子水準器」
さりげなくいいですね。後で傾きをパソコンで補正する時は四角形の画像を回転させるわけだから、どうしてもトリミングせざるをえない。最初から傾いてないに超したことはありません。
個人的に気になった機能はこんな感じ。他にもレベル補正やホワイトバランスもカメラだけで細かく補正できるし、フラッシュの調光も可能と、かなり玄人向け機能もそろってます。これで実売最安4万円ぐらいみたい。最近のコンパクトデジカメは価格破壊が進みまくりなので少し高いのかもしれませんが、それに見合う機能が満載なのでないかと。今度実物をぜひ見てみたいところです。
デザインは…ちょっとおしゃれ度足りないかもしれないですけど(--;
この1つ前のR10よりは無骨さがとれた印象かな。。。
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